心理カウンセラーのリエコです。
今日は日曜日。
用事があって出掛けた帰り道、最寄駅から自宅に向かって歩いていた時のことでした。
ノロノロ台風の影響でこのところ雨が降ったり止んだりで、今日のお空も不安定。電車を降りた時には降っていなかった雨が、買い物をしている間にポツポツと落ちてきて、ザーザー降りに変わっていきました。
そんな折、自宅まであとちょっとの場所で、向こうから車がやってきました。
一方通行の狭い道なのに車は速度を落とさず近づいてきます。
ちょっと嫌な予感。
パシャーーー
水ハネを、全身に受けました。
ぼーぜん。
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車は通りすぎる前に一瞬だけ速度を落とし、私が振り返って車を見ると、そのまま走り去りました。
またまた、ぼーぜん。
ゴメンくらい言ってよ!と思ったけど、雨で濡れているのか水ハネなのか、一見分かりにくい状況ではありました。
まぁ、悪気はないのだろうし。
もう浴びちゃったんだから仕方がない。
たまたま被ってしまったアンラッキーは、考えてもしょうがないのですぐにスルーできちゃうタイプです。
そのまま家に帰って、すぐにお風呂にはいりました。
雨予報だったから、お洋服もバックも濡れても大丈夫なものにしてたし、別に大丈夫。
そのまま、家事などして。
そのことはすっかり忘れていました。
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再び思い出したのは、寝る前の日課にしている「感謝ワーク」を書いていた時です。
「感謝ワーク」とは、その日にあった感謝を書き出すワーク。
言語化して書き出すことで、無意識に受け取っている恩恵を意識にあげて、しっかりと受け取ることができます。その他にもいいことがいっぱい!
1日を振り返ったときに、またその水ハネ案件を思い出したのです。
それで、すっかり機嫌を直していた私は、感謝を振り返るそのノートにこんなふうに綴っていきました。
出掛ける時だったら完全に心が折れてたと思うけど、帰宅時だったし、家のすぐ近くだったから、これはラッキーなのかもしれない。
帰宅してすぐお風呂に入ってサッパリできたし。
濡れたものも洗えるものばかりで助かった。ありがとう!
自分で書いておいてなんだけど、へー!って思ったんです。
たしかにそうだなと思って。
もしこれが「帰り道」じゃなくて「目的地に向かう途中」だったら、私はどうしていたんだろう。帰りたくなっただろうな・・そのまま出掛けたのかな。まったく想像がつきません。
それで、ちょっと救われた気持ちになったんです。
あぁ、帰り道でホントよかったなって。
しかもほとんど家の前みたいな場所だったし。
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伝わりづらいかもしれませんが、これはネガティブな出来事を無理やり「感謝」にもっていったわけじゃないのです。
私はただ1日の中の「感謝」を探しただけ。
感謝の視点で捉え直したら、私の無意識がナチュラルにストーリーを変えていきました。
起きた出来事は同じなのにね!
感謝の視点って、すごいな。
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「感情」って、「マインド」が作るんだなって思いました。
こちらでも触れましたが、私たちは「感情」を感じるほんの少し前に、何かしらの「感覚」を感じているのだそうです。
「感覚」の反応から「感情」がわいて、「思考」がそれを認識する。
これが、私たちが自分の”心の声”を知る流れといわれます。
でも、「感覚」と「感情」の間にはその人ごとの「マインド」があって、そこで物事をどんなふうに捉えるかによって「感情」は作られていくんですね。
同じ事象をみてそれを”どう捉えるか”で感じる感情が違ってくるなら、マインドを整えることで私たちの毎日がより心地よくなるのも納得です。
私たちの「エゴの声」を作るのだってマインドだしネ。
感覚 ⇒ マインド ⇒ 感情
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顔にもベチャっと水が掛かったわけで、その瞬間はたしかに「げっ」と思ったし水ハネなんて二度とイヤだけど、
水をかぶった時には全くなかった「感謝の視点」とそのマインドから生まれた感情が、ただのネガティブ案件を「不幸中の幸い」に引き上げて、とても気分が良くなったのでした。
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物事って、それをどう見るかによって大きくストーリーが変わるんですね。
こうやって見逃している感謝、日頃たくさんあるんだろうな。
せっかく自分の身に起きたラッキーを、できるだけとりこぼさずに受け取りたいものです。
おまけにブログも1本書けたし。
水ハネ案件がいつのまにかラッキー案件になっている不思議。
とはいえ、みなさまも雨の日の水たまりにはご注意くださいね!
心理カウンセラー リエコ