こんにちは！
心理カウンセラーのリエコです。
体調不良で２週間も仕事を休んでしまいました。
コロナ感染のあと、倦怠感や咳が残ってしまって。
これまでの私なら「この程度なら大丈夫」って出勤していたかもしれないけど、今回はカラダの声に寄り添うことにしました。
しんどいなら休もう、って。
そして「あとちょっとで元気になるかな」なんて感じていた矢先のこと。事件が起きました。
インターネット詐欺です。
一難去ったら、また難がやってきた！
なんてドラマチックなんでしょう。。
＊
急にパソコンが固まって、「異常なウィルスが侵入しました」と警告音がして、「マイクロソフトの連絡先」が画面に表示されて・・
カーソルは動かないし、もうどうしようもなくて、表示された番号に電話してしまったんです（←絶対に電話しちゃいけません！！）
そのあと、パソコンを遠隔操作され、多額の「ウィルス除去費用」を請求されました。
詐欺師の日本語がすごく下手で、「何を言ってるのか分からないから日本人スタッフと代わって」と言ったら、ヤマモトと名乗るカタコトの日本人が出てきて、それでやっと詐欺だと気づきました。
異常な警告音、意味の分からない説明、急かす声、「ウィルス」とか「情報漏洩」というワード・・すっかり気が動転してしまいました。
とにかくすごく怖かった～
こういう詐欺、流行っているようです。
＊
震えたままパソコンの電源を切ったものの、そのあと１時間半の記憶がありません。
起きてしまったことは、仕方がない。
今は何も起こっていない。
今できることをしよう。
現状を受け入れて動き始めたのは、２時間後でした。
初動が遅い！笑
＊
自分の被害状況を把握できないことが、さらに恐ろしさを掻き立てます。
どうしよう、大変なことになっちゃった。
怖ろしくてたまらないけど、とにかく動かなきゃ。。
クレジットカードを止めないといけないし、
パソコンも初期化しないと。。
でも、どの相談窓口もなかなか電話がつながりません。
つながるまで、待つことしかできません。
ひたすら待つしかありません。
＊
翌日丸一日かけてそんな作業を１つ１つやっていき、つながらない電話を待ちながら、だんだんだんだん腹が立ってきました。
つながらない電話を待つ、この時間。
これだって被害です。
不安で眠れないことも、
食事が喉を通らないことも、
必要なことが手につかないことも。
怒りが止まらなくなりました。
「もうこれ以上、私の時間も心も奪わせない！」
きっとこれが、私が「自分軸」を取り戻した瞬間です。
＊
動けない時って受け身（相手軸）なんだな、と思いました。
心の準備もないまま降ってきた災いですもの、それは受け身にもなるわけですが。。
すっかり心を奪われてたな‥と思います。
そうやって、恐怖で相手をコントロールするのが詐欺の手口。
ホント許せない！
＊
こんな出来事に恩恵なんてあるわけがないと、しばらくはプンプンしてたのです。
でも、あとからやってきた「体感」が、私にとって、とても大きな恩恵だったなぁと思うようになりました。
コロナに苦しんで、詐欺に巻き込まれて、ヨレヨレになりながら”今できること”を懸命にこなしている自分を「負けないで！」と励まし、「頑張ろ！」と応援しているうちに、内側から力強く湧いてきた「体感」です。
どうしようもなく困り果てた自分に全力で寄り添い、かけがえのない自分をどうやっても支えようと強い覚悟がたち、そんな自分に抱きしめられてあたたかいものがあふれて、パワーが自分の中に戻ってくるような。。
これが”自分を愛する”の「体感」なのかな、と思いました。
＊
危機的な状況ゆえ、いつも以上に自分と強く結束したのかもしれません。でも、この感覚がいつも自分の中にあったらどんなに心強いでしょう。
”自分責め”の過去が長かった私にとって、この「体感」はとても鮮烈で。日々いろんなことがあるけど、いつでもこの感覚に戻ってきたいなぁと思ったのでした。
＊
インターネット詐欺の詳細は、いつか別記事で。
ざっくり言うと、私がこんな目にあったのは、パソコンのセキュリティ設定が稼働していなかったことが原因でした。
（Windowsに常設されているセキュリティが稼働していると思っていたら、事情があり働いてない状態だったのです。）
気になる方は、いちどパソコンのウィルス対策をチェックしてみることをお勧めします！
心理カウンセラー リエコ
