決意を固めたら意外とスムーズに運ぶのかも、と思った話。

ココロのこと

心理カウンセラーのリエコです。

昨日は浅草にある老舗の寄席で落語をきいてきました。

生で落語をきくのは初めてでしたが、想像していたよりも堅苦しくない雰囲気で、とても楽しかったです。

落語は「話術」と「客の想像力」で成り立ちます。

扇子や手拭いなどの小物、場面展開での拍子・・なんかを駆使して、落語家はお客様の想像力を掻き立てるのです。

そうやって、落語家と客とが1つのドラマを作っていくのが「落語」なんですね。

たしかにたしかに。
落語家はただ正座をしておしゃべりしているだけなのに、あとでストーリーを思い返すと、まるでドラマを観たかのように映像がはっきりと浮かびます。

落語ってすごいな!

 

今宵の演者は5人。
師匠は本物の落語家ですが、弟子4人はみんな世界をまたにかけるビジネスマンで、うち2人は同僚でした。

「落語家デビューすることになった!」と言われ、そのプレゼンがとても面白くてききにいったのですが、

「コンプライアンス」などなど、それぞれのフィールドのネタを織り交ぜたオリジナル演目が思っていた以上にユニークで、たくさん笑いました!

昨日は、隅田川の花火大会。
浅草はありえないくらいの人、人、人。

寄席を出た時間は、花火の終わった時間とちょうどぴったり重なって、駅は人であふれかえっていました。

道脇には警察官が何人も立っていて、スピーカーで交通案内をしています。

「浅草駅は人でいっぱいです」
「近隣駅まで徒歩○分ですから、別の駅を使ってください!」

見ると、地下鉄の出口は入りきれない人で溢れています。改札まで行くのも相当時間がかかりそう。。

その様子を遠目に見て「どうしようか」とオロオロしている人も、近辺にはたくさん群がっていました。

 

思ってもいないことでしたが、ここから「落語」に次ぐ2つ目のドラマが始まります。おおげさ!笑

地下鉄の出口から人が溢れている様子をみた私は「浅草駅から乗車するのはムリだな」と思いました。だって、改札までの通路も人がいっぱいなんですもの。何本目の電車に乗れるのか想像もつきません。

しかも、暑さと湿気と人の熱気がすごい。。

半ばあきらめモードで隣の友人をみると、友人は「行くしかないよ。行こ!」と強い決意のオーラ。

たしかに隣駅といっても結構な距離があります。ここから歩くなんて大変だよね。。

「じゃ、行こう」と2人で気持ちを固めて、人であふれる地下鉄の出口に向かってぐいぐいと進んでいきました。

 

すると、です。

人はたくさん群がっているのですが、改札に向かう通路は意外と「ぎゅうぎゅう」に詰まっているわけではなく、人の波に流れてゆったりと進んでいる様子。

人の間をぐいぐいとすり抜け続け、どんどん前に進んでいくと、あっという間に改札を通り抜け、ホームまでたどり着けてしまったんです。

ホームに着くと電車が発車したばかり。人が少ない列に並び、少しすると次の電車がやってきて、サクッと乗れてしまったのでした(しかも座れた)。

決死の覚悟で人波をくぐってきたので、あまりにあっさりと電車に乗れてしまったことにビックリ。

 

ラッキーだったことは間違いありませんが、
案外そういうものなのかもしれないなぁなんて思ったのでした。

私はすごい不安症で、大切なものほど怖くて前に進めなかったりするのですが、「やる」って決めて本気で進むと、考えているより意外と簡単にできてしまうものなのかもしれない。

グローバルな落語ネタも面白かったけど、帰りの電車の一件はそれを上回る気づきのインパクトで、ある意味今日一番の感動だったのでした。

怖れず「行こう」と覚悟を見せてくれた友人に感謝!

今日から新しいチャレンジを始めます。こちらも覚悟を決めて3ヶ月は続けてみたいと思っています。楽しそうなチャレンジなので、またブログでご紹介しますね。

 

心理カウンセラー リエコ

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