「依存症」と実家のレモンの話。

ココロのこと

こんにちは!
心理カウンセラーのリエコです。

「依存症」について調べていた時、「砂糖依存症」というワードを知りました。

「砂糖」にも薬物やお酒と同じくらいの中毒性・依存性があって、甘いものを食べないと落ち着かなくなったり、摂取をやめると禁断症状がおきたりするんですって。

砂糖にはドーパミンやセロトニン(幸福感や癒やしを感じさせる脳内神経伝達物質)の分泌を促す働きがあるため、摂取による快楽が繰り返されることで、依存に陥るというわけです。

「アルコール依存」や「ギャンブル依存」も同様に。
アルコールの酩酊状態や、ギャンブルの”イチかバチか”のハラハラ感。これらが強い刺激となって、砂糖が脳にもたらすような快楽を感じさせ、ハートを掴んでいきます。

依存していない人は「なんで我慢できないの?」と思ってしまいがちですが、「本能をつかさどる部分」の脳みそが掴まれてしまってるのだから、もうどうにもあらがえないんですね。

そう思うと、少し前にギャンブル依存で話題をさらった彼の行動原理もみえてきます。許されざることですけれど。。

快楽を得るために「ギャンブル」が必要で、そのためには「お金」が必要で、お金を得るために嘘をつく。

依存していない人は「大切な人との関係より快楽をとるの?」と思ってしまいますが、脳みそを掴まれてしまっていると、どんな手段をとってもそれを得ずにはいられないのかもしれません。

依存せずにはいられないその人の心にはどんな痛みがあるのか?とても気になるところです。

「依存症」から脱するためには?

ひとことでいうと「ビジョンとつながること」と言えます。

ギャンブルやアルコールに依存してしまう人は、周りの人に迷惑がかかることが多くなるわけですが、「大切な人を傷つけたくない」という想い(ビジョン)が脱却のコミットを支えます。

砂糖依存症の場合も、「健康な体に戻りたい」という強い気持ち(ビジョン)とつながることが、自分を制するカギになります。

話を「砂糖依存症」に戻します。

砂糖じゃなくても糖質(炭水化物)って日常にあふれているし、快楽を得られる手軽な手段として「頑張ったご褒美」にしてる人も多いのではないでしょうか?

そもそも糖質は必須栄養素なのである程度の摂取が必要なわけですが、糖質をエネルギーに変換するためにはビタミンB1が必要なので、過剰に摂取するとビタミン不足に陥り、脳神経がガス欠のような状態になって、気持ちが不安定になることもあるのだそう。

特に砂糖は、糖質の中でも分子が小さく分解されやすい性質があることから、体内リスクが大きいのですって。

そんなことを知り、早く元気になりたい私は、買い出しに行った際に大好きなアイスを控えました。えらい!

でもしばらくするとなんだか物足りなくなって、何かないのかいと備蓄食料をガサゴソ。食品棚の奥から「はちみつ」を見つけ出しました。賞味期限はギリギリアウトだけど・・3月までだから・・まぁよいでしょう。

そうだ、ずっと冷蔵庫を占拠していた「あの子」をはちみつ漬けにしてしまおう!と思い立ち、満を持して取り出されたのは「レモン」です。

実家のレモンの鉢植えが、いつもたくさん実をつけます。
夏の会社帰りに冷たい水に絞って「まずは1杯」するために、いつも小さく切って冷凍しているのでが、今年は豊作で、冷凍しきれないレモンが冷蔵庫の中を占拠していたのです。

うちのレモンは、両脇にオレンジの鉢を置いているため、自然に交配されているのか、苦みがなくてちょっとオレンジの風味があって。これに甘味が加わったらどんな味になるのかすごく楽しみです。(←え、砂糖依存症?)

 

心理カウンセラー リエコ

参考文献:
根本裕幸カウンセラーのサロン生向けコラム
品川メンタルクリニック「甘いもの好きな人必見!砂糖依存症について」
もとやま心のクリニック「砂糖依存症(甘いものがやめられない)とは」

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