「抑圧した想い」をいびつなまま出す、という修行。

ココロのこと

心理カウンセラーのリエコです。

昨年から、ヒーリングを学んでいます。

「ヒーリング」とは何か?
ひと言でいうと「癒し」ですが、尊敬するヒーラーたちに話をきくと、それぞれに定義が違うようです。

人ごとに物事の感じ方が違うように、ヒーラーにもそれぞれの捉え方や特性があるんですね。

スクールのお仲間たちも、学ぶ内容は同じでも、受け止めたものを自分の個性にどう反映させるかはきっとそれぞれ。今後の仲間たちの活躍も、とても楽しみな私です。

そんな「カタチのないもの」を学ぶ場なので、ジュンコさんミナトさんのヒーラーズスクールはフォローアップが充実しています。

先日ジュンコさんとの個人面談があったので、
今日はその時の気づきを書いていきます。

 

わかってもらうことを諦めるクセ

面談では、ジュンコさんからある指摘がありました。
それは、私の無意識のクセについてです。

「わかってもらうことを諦めるクセ」

コミュニケーションの中で、相手に誤解された時、伝えたことが伝わらなかった時、理解してもらうのが難しいと判断した時。
相手に「わかってもらうこと」を諦めて自己完結することを、あなたは無意識にしているよ、というご指摘でした。

思い返せば8年前、根本師匠のリトリートセミナーでフォーカスパーソンになった時も、テーマの根っこには「わかってほしい」がありました。

それは、私の中にずっとある課題だったんです。

 

カウンセラー視点で、無意識のクセを分析する

「わかってもらうことを諦めて、自己完結する」

とても一方的なコミュニケーションですね。
相手にとって、心地のよいものではないと思います。
「自己完結」と書くと聞こえはいいけど、平たく言えば「一方的に切る」わけですから。

私はジュンコさんにそういうコミュニケーションをしていたのだそう。

たしかに、ジュンコさんとのコミュニケーションの中で、モヤりとしたものを引っ込めたことがありました。ジュンコさんのお話を聞いて納得したからです。

でも、その「引っ込める」が本当に納得できた上での選択なら、相手に「自己完結」と感じさせることにはならなかったはず。

であるなら、私の中に何かしらのミスコミュニケーションがあったと分析します。

果たして私は、本当に納得できていたのか?
モヤっとした気持ちを頭で納得させて、完結していなかったか?

「わかってもらうことを諦めて、自己完結する」

自覚がなくこれまで掘り下げたことがなかったけど、
カウンセラーの私を召喚して分析するなら、こんなふうに自分に伝えるでしょう。

あなたは「わかってもらえない」ことがとても痛いんだね。
そして「自己完結」するのは、わかってもらおうとして、そうならなかったら、余計に痛いから。
でも、「誰か」にわかってもらえないなら、「自分」がわかってあげればいいじゃない?

自分が何に対して、どんなふうにモヤモヤするのか。
その想いを、自分自身で受け止めて理解してあげられたなら、痛みを怖れてコミュニケーションを終結する必要はなくなるはずです。

 

「抑圧した想い」をいびつなまま出す、修行

ジュンコさんはこんなふうに説明してくれました。

思っていることを抑圧する癖ができている。
自分の想いを「外に出すこと」をしてこなかったんだね。
外に出せるようになるには、その回路を作らないといけなくて、それには訓練が必要。
どんな言葉でも、言葉になってなくてもいいねん。
それを、とにかく表に出すことが、今のあなたには大切なこと。

そして私は、ジュンコさんという”安心安全な場”で、私の中にあるモヤモヤを言葉にして外に出す、ということをさせてもらったのでした。
要は、ジュンコさん本人にモヤっとした想いを打ち明けたのです。

モヤモヤを1つ言葉にしたら、感情が静かに込み上げました。

言葉を重ねるにつれ、感情がふくらみます。
どんな言葉を言ったのか覚えていません。
想いを言葉にして伝えることに必死すぎて、その言葉がどんなふうに相手に伝わるのか配慮する余裕もなく、ただ腹の中にある感情を言葉にして、言葉にしていく。。

ジュンコさんのいう「回路を作る」とは、痛みを感じないよう閉じた扉を開いて、そこにある想いを言語化して”自分に伝えること”なのだと理解しました。

言語化できないと、出し慣れない感情はブワッと出てしまうけど、
言語化して小出しに出せたら、自分の中に抑圧せずに済みそうです。

口から出た言葉は取り返せません。
あとからとても怖くなりました(そりゃそうだ)。

普段のコミュニケーションで、ネガティブな言葉を相手にぶつけるなんてこと、ないですもの。ジュンコさんだって、ネガティブな言葉を掛けられて、気持ちいいはずがありません。私は半泣きでした。

そんな私に、ジュンコさんからはこんな言葉掛けがありました。

「私は言葉にジャッジがないねん。
リエコちゃんはそう思うんだな、それだけのこと」

それは、ヒーラーズスクールでずっと学んできた概念でした。

ジュンコさんは、私の「安心安全な場所」になって受け止めてくれたんですね、私の回路を作るために。

そして、身をもってヒーラーの在り方を教えてくれたのでした。

ぶつけるのも、受け止めるのも、信頼関係がないとできないこと。
貴重な機会をいただいて、本当に感謝です。

そのコミュニケーションのあと、私の心は明らかに軽くなりました。

それまで閉ざされていた自覚は全くなかったんだけど、心の中の大きな窓が開いたみたいな。そして、たくさん言葉が出るようになりました。

 

「無意識のクセ」はどうしてうまれたのか?

この出来事を通して思い出したことがありました。
幼少の頃の、両親とのコミュニケーションです。

「私の言いたいこと」を受け止めてもらうようなコミュニケーションが、あまりなかったんですね。

父親は癇癪で相手を抑圧することがあったし、
母親はコントロールが強かったし。

そこでまた自分の意見を強く押すと「反抗」と受け止められ、その段になると、それまでに溜まったうっぷんが言葉にのっかって勢いがついて、サラっとは言葉に出せなくなっていました。

だから、相手にわかってもらうことを諦めて、自己完結に向かうようになったのかもしれません。

私は、
幼少のころの親(権威ポジション)とのコミュニケーションを、
ジュンコさん(権威ポジション)で再現していたんですね。冷汗

 

自分が自分らしく在るために

「抑圧した想い」をいびつなまま出す、という修行。

普通のコミュニケーションでは人間関係を壊してしまうでしょう。まさに”安心安全な場”でしかできないことです。

でも、こうやって「想いを抑圧せず、外に出す」ことを重ねて、自分の中に”新しい回路”を作ることは、相手とのつながりを強くしたり、自分が自分らしく在るために、必要不可欠だなと思いました。

まずは「無意識のクセ」が発動していることに気づくこと。
そして、想いを外に出す回路ができるまでは、いびつなままでもとにかく出すこと。言語化して、安心安全な方法で外に出すこと。

意識的に修行していこうと思います。

もしもこの記事を読んで「私にもそんな修業が必要かも」と感じた方がいらっしゃれば、ぜひカウンセリングにいらしてください。

私があなたの「安心安全の場」になって、新しい回路を作るお手伝いをします。

誰かにわかってもらいたいこと、うまく伝えられなかった想い。
あなたの心の中のモヤモヤを掘り下げて、一緒に言語化しましょう。

心が軽やかになりますよ!

 

心理カウンセラー リエコ

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