こんにちは!
心理カウンセラーのリエコです。
今日は英語レッスンの日でした。
週にいちど職場に英語の先生が来てくれて、希望者がレッスンを受けられます。
今回はたまたま参加者が私ひとり。
「せっかくマンツーマンだし、テキストではなくフリートークにしましょうか」となり、私の最近のトピックを話すことになって。。
今日はそこでのいろいろを書いていきたいと思います。
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最近のトピック。
少し考えて、こんな話をしました。本当は誰にも話さないでおこうと思っていた話です。言葉では言い尽くせないし、人に話しても伝わりづらい話だと思ったし、だったら大切に胸にしまっておこうと。
でも、私のつたない英語力なら、ざっくりライトに話せるかも。
そう思って、ポツポツ話し始めました。
職場にとても親しくしてくださっている顧問がいます。いつもふらっとデスクに寄ってくれて、おしゃべりしてひと笑いして去っていく、とても愉快な方です。
家が近所なので地元のゴハン屋さんでご家族の食事にお供させてもらったことがあったり、私の元カレのお父様と学生時代の親友だったり・・といった不思議なご縁もあって、とてもかわいがってもらいました。
数年前に私が休職した時には心配して電話をくださったり、きっと誰もが触れずにおきたい妙齢すぎる私の結婚を心配してくださったり。お父さんみたいな愛情で接してくれる方です。
でも、私がコロナ感染でお休みしている間に、急に亡くなってしまいました。とてもお元気だったのに。。
亡くなったと聞いても、しょっちゅう会っていたのでその方の姿がとてもリアルに目に浮かびます。悲しくて思い出すだけで涙がこぼれてしまう、そんな日が何日も続きました。
ふと、デスクの上に置いていた「本」に目に留まりました。
亡くなるなんて考えもしない頃、自宅療養中に読もうと思って、その方のご著書をデスクの上に置いていたんです。
サインを頂いたページを開くと、達筆な筆文字で、私の名前とその方の信条である「愛嬌」という文字が書かれていました。
それを見て、その方がメッセージを伝えてくれているみたいに感じました。明るさと愛嬌をもって生きなさいねって。
すると、悲しくてさみしい気持ちが、あたたかい気持ちに変わりました。
英語の表現がわからないとすぐに教えてもらえるのがありがたい!英会話でストレスなのは、「言いたいこと」の英語表現がわからないこと。
このクラスでは「とにかく話す」を大事にしているので、わからない表現があるとその場ですぐ教えてくれて、どんどん話すよう促されます。
”自分の持ってる全ボキャブラリー”を駆使して伝えようとするその作業は、「言い尽くせないから」と諦めていたそのストーリーを「誰かに話すこと」につなげてくれて、たどたどしいながらもなんだかとてもスッキリしたのでした。
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亡くなった顧問には、私が頑張っていること(心理カウンセラー)をいつか報告したいと思っていました。きっと応援してくれるだろうと思えました。
感謝していることもたくさんあったのに、何も伝えられませんでした。
いつでも会えると思うと、私たちは大切な人に「ありがとう」を伝えることを、つい先延ばしにしてしまいますね。
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英語のおしゃべり時間も終盤にさしかかり、さいごに英語の先生がこんな話しをしてくださいました。
英語では、身近な誰かがなくなったときに「He has been dead」と表現します。
なぜ人が亡くなったことを「過去形」ではなく「現在完了形」で表すのか?
それは、欧米人の多くが「魂」と「肉体」は別のものだと考えているからです。
聖書の教えからきているようですが、肉体は死んでしまっても、魂は生き続けるという考えなんですね。
だから、リエコさんの言葉はその方にちゃんと届いていますよ。
じんわりと胸が熱くなりました。
受け止め上手な英語の先生のおかげで、話しているうちに心の中が整理でき、「誰にも話さない」と握りしめていた力がゆるんで、最後にはあたたかい気持ちだけが残りました。
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心理学には「話すは、はなす」という言葉があります。
話すことは、自分の中にある感情や思考のぐるぐるを「放す」ことにつながり、心に余裕がうまれる、ということを伝えてくれる言葉です。
また、話すことはその事象から自分を「離す」ことになり、客観的な視点から眺めることができるようになります。
私がその出来事を言葉(英語)に置き換えた作業は、きっとそれですね。
よって、話すことは心の中のぐるぐるを解放することにつながるのです。
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心がぐるぐるしたら、信頼できる人に話をしてみるといいかもしれません。その安全な場所の1つが、カウンセリングです。
もしもお手伝いできることがあれば、お話を聞かせてくださいネ
現在、無料のモニターセッションを募集中です。
心理カウンセラー リエコ