非日常のアンダーグラウンド体験で、ジャッジが飛んで行っちゃった話。

ココロのこと

心理カウンセラーのリエコです。

春爛漫のうららかな土曜日。
いかがお過ごしでしたか?

私は、電車にのって浅草へ。
桐山慶子(ケイティ)カウンセラーの隠れ名物企画に参加してきました。

その名も「ストリップ鑑賞ツアー」。
LINEメルマガで募集され、界隈から「ストリップをあなどるなかれ」な深イイご感想がアップされている、大人気企画なんです。

メンバーは、桐山カウンセラーを含めて5人。
雷門のそばで待ち合わせて、いざ劇場へ!

「浅草ロック座」
現存するストリップ劇場では最古だそう。

週末の午後1時にもかかわらず、到着するとかなりの行列ができていました。並んでいる人はおじさんばかりと思いきや、カップルや女性のグループもいたりして、まるで映画の上映を待っているような雰囲気です。

公演は2時間で、9人の演者が登場します。
内容は、演者ごとに違った演目で、1話完結のドラマを観ているよう。

「女性が裸をみせる場」というよりは、レビュー(ダンスショー)の要素が大きくて、思っていた以上にしっかりとしたエンターテインメントでした。

午後2時、立ち見客もいる大盛況のなか公演スタートです(週末の昼間なのに満席ってすごいよね!)。

 

「ストリップ」ってどんなところ?

「ストリップ」と聞いて私がイメージしていたのは、
・暗い空間
・おじさんがいっぱい
・秩序がない
・怖くて、荒っぽい

というもの。
ですが実際に出向いてみると、意外にも‥と言ってはなんですが、場内は明るく清潔感があり、秩序があり、いやらしい雰囲気がありません。

それはどうしてか?

演者たちが”スター”だからです。
ここには「裸を見せる女性たちが蔑まれる場所」ではなく、「演者がリスペクトされる場所」という空気があります。だから下劣感がないのかな。

でもまぁストリップだから、当然”スケベなおじさん”もいたのでしょうけど、単純にエンターテインメントとして楽しめる場所という印象を持ちました。

そんな中、私がずっと疑問に思っていたのは、実際のところどこまで見れるんだろうというところ。
お胸は見れますよね、じゃあ下は?
⇒全部見れちゃいました

本来は隠すべき場所が、見れてしまう。しかも人間の3大欲求である「性欲」が癒される場所。それが「ストリップ」がアンダーグラウンドといわれる所以なのでしょう。当たり前か。

 

私のジャッジが外れた話。

ストリップを見ながら感じていたことがありました。

社会生活では、当然ながらパンツの内側は「隠す」必要がありますね。

「見せてはいけないところ」
「隠さなければならないところ」

そうやっているうちに、自分自身も「恥部」として扱うようになり、見ることさえ抵抗がでて、いつの間にか「けがれた場所」のように捉えていたな…ということです。私の大切な体なのに。

それを、ここでは演者が平然と見せてきます。

演者にとっては、パンツの内側は「隠したいところ」じゃなくて、むしろ「美しく見せたいところ」なんです。

演者側に「恥ずかしさ」がないからとても潔く、だから見ているこちらにも恥ずかしさがありません。パフォーマンスの非日常感に「おぉそういう感じか!」と驚いたのは始まりだけで、公演が終わるころには、パンツの内側へのタブー感はなくなっていました。

それは、身体の一部。
ただそれだけのこと。

私の中にあった「恥部」「けがれた場所」というジャッジが外れたんですね。

「隠すところ」には違いないけど、そこにあったアンダーグラウンド感はすっかり取れ去ってしまったのでした。

 

「ストリップ」というイメージワーク。

パンツの内側にある、隠したいもの。
それは、私たちが持つあらゆる「タブー」と重なります。

・これを見せたら嫌われる
・こんな私には価値がない
・自分の中にある汚いもの

自分の中にある「コンプレックス」や「忌み嫌っているところ」をオープンにするって・・震えるくらい勇気のいることですよね。

でも、目の前の人は、私がタブーにしていたものを、ごく自然に、ためらいなく見せてきます。美しいもののように。

それを見ていたら、なんだかだんだん清々しさに似た感覚がわいてきました。

演者のオープンな在り方に自分を重ねて、「抑圧していた何か」が解放されていく感覚になったのかもしれません。

まさに、解放のイメージワークですね。

 

なぜストリップなのか?

観劇のあとは、お茶の時間。
感じたことをみんなでシェアしあい、桐山慶子(ケイティ)カウンセラーが心理学解説をしてくれます。

そこで、私はケイティに素朴な疑問を投げかけました。
それは「なぜ、ストリップなのか?」ということ。

桐山カウンセラーからはこんな回答がありました。

「ストリップ」は映画と違って既成概念がなく、みんなが違う感想をもちやすい場所。また、アンダーグラウンドな要素もあって、いつもと違う自分を出しやすい場所でもあります。

アンダーグラウンドとはいっても、「ストリップ」は犯罪や依存症とは違って、お金を払って観覧できるエンターテインメント。
しかも、「ひとりでこっそり」じゃなく「みんなで一緒に」楽しめば、アンダーグラウンドにはなりません。

ストリップは「健全なるアンダーグラウンド」なんです。

そんな深い理由があったとは!!
さすが桐山カウンセラー、ただストリップが観たかったわけじゃないんですね(←コラ!)

この稀有で奥深いイベントに興味のある方は、ぜひ桐山慶子(ケイティ)カウンセラーにアクセスしてみてください。

自分の知らない「自分」と出会えたり、無意識の観念が外れるかもしれませんよ!

 

心理カウンセラー リエコ

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