感情に蓋をする、私の話。【リトリート振り返り】

ココロのこと

こんにちは!
心理カウンセラーのリエコです。

先週末、根本先生のリトリートセミナーに参加しました。

選ばれた課題、座る場所・・
振り返るとすべてが必然だったように感じます。

そして、
長年苦しんできた「慢性的な問題」がその人の魅力や才能に転換された時の、フォーカスパーソンの輝いたお顔が、とても印象的でした。

今日は私にとって1番大きかった「気づき」について書いてみたいと思います。

 

「感情に蓋をする」ってどんな状態?

私には「感情に蓋をする」という、無意識のクセがあります。

自分の感情と向き合う場面で、
感情がスッとどこかにいってしまうことがあるんです。

共感性が高くて韓流ドラマでは大号泣するのに、
自分の痛みには鈍感だったりします。

これについて、お弟子講座の受講生だった頃、
師匠の根本さんに質問したことがありました

ロールプレイでみんなが大号泣している場面で、
私だけポカンとしてしまったことがあったんですね。

根本さん曰く
「感じたら痛すぎるから、蓋をするんだよ」

その時から、「自分の感情と向き合うこと」は私の研究テーマになりました。

感情がスッとどこかにいってしまった時、 私はいつもこんな気持ちになりました。

私、心理学が理解できてないのかな・・
頭悪いのかな・・

頭が悪いのは、まぁそうですけれど笑

感じられないのは「頭」の問題じゃないんですよね。
「心」が閉じているから感じられなくなるんです。

では、どうして心が閉じてしまうのか?

根本さんの解説によると、
「相手に沿おうとして、自分の感情に蓋してしまうから」。

同じ意味合いですが、 私の実感にいちばん近い表現は
「感じたらちゃんとできないから」かなと思います。

すべてを感じていたら、私の日常生活はとても生きにくい。

だから、日頃から「感じない」ことでサクサク前に進めていくようなスタイルが身についてしまっているのだと思います。

 

私の「いちばん大きな気づき」

そんな私の「いちばん大きな気づき」は、ロールプレイの中にありました。

3人のキャストに抱きしめられた時のこと。

私の感情がまたスッとどこかにいってしまったんです。
この大事な時に!

そんな状態でも、その人はずっとずっと、私を抱きしめてくれています。
とても優しく、あたたかく。

あたたかいエネルギーに身を委ねていると、
呼吸のたびに自然に体の力が抜けていくような感覚になっていきました。

ふと目を上げると、
右側と左側には2人のキャストがいて、
慈愛の溢れる優しいほほえみを浮かべて、私を見つめてくれていました。

ずっとずっと私を見て、いつまでもあたたかい目を向け続けてくれます。

暖かく抱きしめられ、慈愛の眼差しに包まれて、やさしい繭に包まれたよう。

そのあたたかいエネルギーに、身を委ねました。
涙が流れました。

その時、私の中に何かが流れてきた感覚がして、私を満たしました。

なにか大きな安心に包まれたような、何かを許されたような感覚。。

ここではどんな感情を感じても大丈夫。
素直にそう思えました。

その時、私の脳裏に「全受容」という言葉がふっと浮かんだんです。

 

「ロールプレイ」は、心の中のイメージを体感させてくれるもの。

私は、今までなんとなくでしかイメージできなかった「全受容」の意味を、体感で気づかせてもらえたのだと思います。

この「受容」の感覚を自分の中に作れたら、どんなに生きやすいでしょう。

私の中で無意識に反応してしまう「感情の蓋」も、いつか溶けてなくなるかもしれない。

そんな希望を感じたのでした。

でも思い出すと心があたたかくなって、じんわりと涙が込み上げます。

これが、このリトリートで得たいちばん大きな気づきでした。

 

リトリートの、その後。

リトリートを終えての、週明けの朝。

ストッキング履きたくないー
もうちょっとゴロゴロしたいー
走らないと間に合わないけど、走るの嫌だー

私の日常の「当たり前」には、 小さな頑張りがたくさん詰まっていました。

いちいち感じてたらしんどくてたまらない。
サクサク進めないと、遅刻してしまう。

そうやって感情に蓋をして、心の声をスルーして、自分の役割を果たすために頑張ってたんだな。。

それも、大きな気づきです。

私ほどでないにしても、
「感じることに蓋をしてしまう」人って、意外と多いのではないでしょうか?

そうやって周りに自分を合わせたり、
自分の役割を果たすために自分を二の次にして頑張る人がいて、
社会は成り立っているとも言えますよね。

そのスタイルが自分に合っているなら、問題にはなりません。

でも、もしも「しんどいな」と感じるなら、
今のスタイルは、あなたに合っていないのかもしれません。

そんな時には、 まずは感じることを自分に許して、自分の素直な感情を受け入れてみてください。
(自分ができないことを言ってます!!)

正しいか間違ってるかはひとまず置いておいて、
「私はそう感じるんだよね」
「そう感じるのは仕方がないよね」
そうやって、自分が「感じること」にオールOKを出せたら、
安心して感情を出せる私になれるんじゃないか、と思うのです。

心の声にしたがって、
エネルギーの出力を下げたり、
頑張った時には自分にご褒美したりして、
私たちの生活の中に「心地よい時間」がじわじわと増えていきますように。

もしも「問題の陰に才能がある」のだとしたら、私の才能は「感情に蓋をしている人の苦しみ」がわかること。 そして私が癒された過程を伝えられること。

簡単ではない課題ですが、これからも探求していきます!

 

心理カウンセラー リエコ

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